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NEW 妊娠力 体づくり

妊娠体質をつくる最新メソッド<食生活編>

妊娠を考え始めたら自分に必要な栄養素はもちろん、パートナーや未来の子どものことまで考えた栄養を摂取することが大切です。いつ赤ちゃんが来ても大丈夫なように、毎日の食生活からしっかり見直しましょう。

妊娠力アップの鍵を握るのは3つの“抗”と手のひら大のタンパク質

妊活中の女性はもっと食に関心を持ちましょう

「妊娠・出産を考えるなら、毎日食べているものを一度見直しましょう」と語る佐藤先生。そもそも人間が健康に生きていくために必要な栄養素は「炭水化物」「脂質」「タンパク質」「ビタミン」「ミネラル」ですが、妊娠力をアップさせたいなら「タンパク質の強化」と「3つの抗」を意識することが重要だといいます。「肉食を敬遠し、野菜を主にしたダイエット食で、見た目の美しさにこだわる女性がいますが、それでは健やかな赤ちゃんは望めません」とバッサリ。佐藤先生によると、肉や魚などの動物性タンパク質と、大豆などに含まれる植物性タンパク質をバランスよく摂取し、さらに「抗酸化」「抗糖化」「抗炎症」という3つの“抗”の必要性をきちんと理解することが大切だそう。なぜこれらが必要なのか、探っていきましょう。

卵巣機能や生殖機能などの低下を招くだけじゃない!3つの“抗”を意識して

「酸化や糖化、炎症は卵巣の機能低下を招くだけでなく、男性の生殖細胞や生殖機能にもダメージを与えてしまいます」と佐藤先生。食卓にはそれらを抑える「抗酸化」「抗糖化」「抗炎症」の3つを意識した食品を選ぶことを推奨しています。とくに、糖質を過剰に摂取すると、血糖値が正常範囲を超えて上昇し、その後急激に下がることにより、不安感やイライラ、体の冷えにつながるので注意が必要です。

血液検査だけではわからない!潜在性鉄欠乏症はフェリチン検査を

「潜在性鉄欠乏症は“隠れ貧血”とも呼ばれ、貧血治療の目安を示すヘモグロビン値は正常なのに、体に貯蔵されている鉄分が不足している状態。ほうっておくと、低出生体重児や未熟児などの危険性が指摘されています」と佐藤先生。貧血ではないけれど疲れやすい、息切れがするなどの症状に悩んでいる人は、体の貯蔵鉄を調べるフェリチン検査を受けてみることをおすすめします。

●鉄を多く含む食べ物
豚肉や鶏肉、レバー、牛赤身肉、あさり、まぐろ、かつお、小松菜、干しぶどうなど

妊娠体質をつくるは毎食手のひらにのる程度が目安

皮膚や髪、つめから骨や血管、内臓などに至るまで、体のすべての材料となるタンパク質は、新しい生命のためにも重要な栄養素。摂取量の目安は、毎食動物性と植物性を合わせて、手のひらにのる程度。具体的な食品例を挙げると、肉と魚をそれぞれ約100g、牛乳約200ml、豆腐約1/3丁、卵1個を食べて、やっと1日の必要量が賄えるという換算になります。

●タンパク質を多く含む食べ物
牛赤身肉、鶏卵、鶏むね肉、牛乳、木綿豆腐、あじ、鮭、納豆、チーズなど

受精卵の着床率がアップする!? 健康維持にも欠かせないビタミンDのすごいパワー

最近、妊娠と深い関係があるのでは…と注目されているのがビタミンD。「現在、30才以上の女性の卵子の数が減るのは、ビタミンD不足が一因と考えられています」と佐藤先生。体外受精の場合、卵胞液中のビタミンD濃度が高い女性ほど妊娠率が高いという調査結果のほか、男性の精液内ビタミンD濃度が高いほど、運動性が活発な精子の含有率が高いという報告もあるそうです。

●ビタミンDを多く含む食べ物
しらす干し、いわし、いくら、紅鮭、スモークサーモン、うなぎの蒲焼き、さんま、干ししいたけなど

【監修】産婦人科舘出張 佐藤病院院長、高崎ARTクリニック理事
佐藤雄一先生
1968年生まれ。順天堂大学医学部卒業後、主に生殖医療と腹腔鏡下手術を学ぶ。現在は群馬県高崎市の病院で体外受精や腹腔鏡などの不妊治療に従事しながら、年間1600件を超える妊娠・出産の周産期医療にも携わっている
詳しくはhttp://www.sato-hospital.gr.jp/

『妊活たまごクラブ』より抜粋 2017/03/21更新

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