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NEW 妊娠力 インタビュー 不妊治療

赤ちゃんに出会うために、知っておいてほしいこと

妊活をしていても、それがあなたに合っていない方法であれば、赤ちゃんとはなかなか出会えません。宋美玄先生からベビ待ち中の皆さんに知っておいてほしいメッセージが届きました。

妊活はオーダーメイド 生殖医療も視野に入れてほしい

—「妊活」が広く知られて、医師としてよかったこと、悪かったことを教えてください。
赤ちゃんは自然に授かる、と思っていた人も妊活しないと妊娠できない認識が広まったのはいいですね。一方で妊活にははっきりした定義がなく、カジュアルな印象を与える言葉なので、のんびりした印象も。40代で排卵日と思われる時期に夫婦生活をするだけでは悠長。生殖医療に踏み込むのが怖いのか、自然妊娠を希望され続ける患者さんも多いように感じます。生殖医療の扉をたたくのが40才手前になり日本は世界でいちばん体外受精を実施している国なのに、世界的に見ると妊娠率がとても低い結果が出ています。自然に妊娠ができないなら、生殖医療を視野に入れてほしい。あまりセックスをしない日本人にとって、生殖医療はそこを補うもの。自然妊娠できる人もいれば、医療のサポートが必要な人もいます。自己流の妊活をしていると、望む結果にはたどり着きづらいかもしれません。

—生殖医療にはタイミング法、人工授精、体外受精、顕微授精などがあります。順序どおりではなく、体外受精など一気にステップアップしたほうがいいですか?
40才を超えると体外受精の成績もいいわけではありません。そこは医師と相談して決めてください。人気のクリニックだと1~2カ月待ちのところもあるようです。今より若い時はありません。40才を超えての1~2カ月は影響が大きいので、受診を迷う時間があるならすぐにクリニックの予約をしたほうがいいですね。

—2016年版の『妊活たまごクラブ』で、宋先生は妊活のマスト条件として(1)体を整える(2)禁煙(3)標準体重をめざす(4)基礎体温を記録する(5)夫とのすり合わせ、と5つのアドバイスをくださいました。今年はほかに何かありますか?
(4)の基礎体温を記録するにプラスして排卵日検査薬を使ってもいいと思います。基礎体温の記録だけで排卵日を確認するのはハードルが高いですよね。

—現在妊活中の女性にメッセージをお願いします。
妊活の意識を持つことは大切ですが、いつまでも自然妊娠にこだわらないでほしい。一人一人、体質も夫婦関係も異なるので、妊活はオーダーメイド。みんながしているからとサプリを飲む、体を温めるだけではなく、生殖医療も検討してください。


宋美玄
産婦人科医。首都圏のクリニックで産婦人科診療やカウンセリングを行う。書籍や雑誌、テレビ、ネットなどを通じ、女性の体や性生活、妊娠・出産についての啓蒙活動を行う。近著「産婦人科医ママの妊娠・出産パーフェクトBOOK」(メタモル出版)など著書多数。一女一男のママ。

『妊活たまごクラブ2017』より抜粋 2017/05/22更新

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