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カップルで受ける「不妊検査」 part2

女性が受ける検査

病院の不妊外来で、複数回にわたって行われます。月経の周期に合わせて行うため、最低1カ月間~3カ月にわたって定期的に病院に通う必要が。受診のタイミングによって、どの検査からスタートするかは異なります。

<初回の検査時に持参するとよいもの>

基礎体温の記録
月経の状態を調べるうえでの参考になるため、あれば持参を。約3カ月分あればベストです。

ほかの病院での検査結果(あれば)
ほかの病院で不妊検査を受けたことがあるなら、結果を見せると参考になります。

<基本的な検査>

血液・ホルモン検査
採血をしてホルモンの分泌状態を調べる
血液を採取して、ホルモンが正常に分泌されているかどうかをチェックし、卵巣や子宮の状態を調べます。検査は、通常、月経期と黄体期に、それぞれ1回ずつ行われます。

頸管粘液検査
子宮頸管から分泌される粘液の検査
子宮頸管から分泌される粘液には、精子を子宮内に取り込むのを助ける働きがあります。排卵期に、針のない専用の注射器を使って頸管粘液を採取し、その働き具合を調べます。

超音波検査
プローブを当て子宮や卵巣の状態を確認する
卵胞期・排卵期・黄体期にそれぞれ実施。プローブと呼ばれる超音波を発する器具を腹部や腟内に当て、卵胞の発育や排卵の有無、子宮内膜の厚さなどを確認します。

フーナーテスト
セックスで取り込まれた精子の状態を調べる
排卵期に、医師から指示されたタイミングでセックスし、その後24時間以内に病院で行う検査です。腟内粘液と頸管粘液を採取して、その中の精子の数や運動状態を調べます。

AMH検査
卵巣内に残っている卵子の数をカウント
採血をして、AMH(抗ミュラー管ホルモン)の状態を調べることで、卵巣内にどれだけの卵子が残っているかを調べます。どのタイミングでも受けられます。

クラミジア検査
妊娠を妨げる性感染症の有無を調べる
クラミジア感染症は性感染症の一種。感染すると、子宮や卵管に炎症や癒着などを引き起こし、不妊の原因になるケースも。検査はどのタイミングでも行うことができます。

子宮卵管造影検査
レントゲンで卵管の通り具合をチェック
卵子・精子の通り道である卵管に、詰まりなどのトラブルがないかを調べます。卵胞期に子宮口から造影剤(ヨード)を注入し、レントゲン撮影によって検査を行います。

<精密検査>

子宮鏡検査
内視鏡で子宮内部の状態を観察する
子宮に内視鏡を入れて、子宮や卵管の入り口にトラブルがないかを調べます。検査時期は卵胞期。ポリープや筋腫が見つかったときは、のちに切除することも可能です。

腹腔鏡検査
内視鏡を入れて卵巣・卵管・子宮をチェック
おへその下に小さな穴を開け腹腔鏡と呼ばれる内視鏡を入れ、卵巣・卵管・子宮の状態をダイレクトに診察。全身麻酔をかけて行いますが、穴を開けた痕はほとんど残りません。

ホルモン負荷検査
ホルモンの反応で排卵障害を検査
排卵障害が疑われるときに行う検査です。特定のホルモンを注射で投与し、さまざまなホルモンに対する反応を見て、卵胞の発育の可能性や無排卵の原因などを調べます。

染色体検査
採血によって染色体の状態を確認する
採血をして、染色体の状態を調べる検査。染色体の異常は、排卵を起こすことができない、妊娠しても流産を繰り返すなどの原因に。検査は、どのタイミングでも受けられます。

MRI検査
子宮筋腫の位置や大きさを詳細に観察
MRI検査は磁気を利用して、体内を詳しく診察する検査です。不妊検査では、主に子宮筋腫の位置や大きさ、卵巣チョコレート嚢胞の有無を特定するために行われます。


【監修】
齊藤英和先生
国立成育医療研究センター周産期・母性診療センター不妊診療科医長。不妊治療の最前線で活躍する傍ら、高年出産に伴うリスクの啓発にも尽力。著書に『妊活バイブル』(講談社)。

『妊活たまごクラブ』より抜粋 2018/02/19更新

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