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不妊治療のステップ

男性と女性、それぞれの体に不妊の原因がないかを検査して、原因がわかったら治療がスタート。ここでは一般的な進め方を紹介します。

検査の結果によって適切な方法を選ぶ

カップルが2人で不妊検査を受け終わったら、いよいよ治療に入っていきます。不妊治療では何を行うのでしょうか。

「不妊の原因や治療を受ける方の年齢、体質などによって、治療の進め方は異なります。そのため、いちがいには言えないのですが、ごく一般的な流れをご説明しましょう。不妊検査を行い、原因となるトラブルが見つかった場合は、まず、その治療から始めます」

どんな方法をとるのでしょう?

「排卵を引き起こす排卵誘発剤や、受精卵を子宮に着床しやすくする黄体ホルモン剤など、薬を中心に使用する方法が一つ。また、子宮筋腫を取り除くなど、手術を行うこともあります」

そして、原因の治療後や治療と並行して、または検査で原因が不明だったときに行われるのが……。

「タイミング療法です。タイミング療法は、検査で卵胞の状態を観察することによって排卵日を予測し、医師に指示されたタイミングに従ってセックスを行う方法です。タイミング療法を一度行って妊娠が成立しない場合は、何度か試みます」

平均何回くらい試すことが多いのでしょうか?

「女性の年齢によって異なります。35才未満なら6回、35~38才なら3~6回、39才以上なら3回ぐらい試して、妊娠しない場合は次の治療方法に移ります」

年齢が高いほど、次のステップへのタイミングが早いのですね。

妊娠しない場合はより高度な治療に進む

タイミング療法で効果が見られない場合、次の治療方法は……。

「人工授精です。人工授精は、精子を採取して、子宮の奥に注入する方法。精子が卵管にたどり着くのを助けて、受精しやすくするわけです」

人工授精でもなかなか妊娠が成立しない場合は、どんな治療を行うのでしょう?

「体の外で受精させてから子宮に戻す、体外受精や顕微授精という方法をとります。体外受精は卵子に精子を振りかけて自然に受精するのを待ちますが、精子の受精能力が弱い場合は、卵子に精子を直接注入する、顕微授精を選択します」

ここまでが治療の一般的な流れ。でも前述のように、治療の方法はケース・バイ・ケースです。

「すぐに人工授精や体外受精、顕微授精から治療を始めるケースもありますし、より高度な医療に進むことも。医師やパートナーと相談して、納得できる方法を選んでください」


【監修】
齊藤英和先生
国立成育医療研究センター周産期・母性診療センター不妊診療科医長。不妊治療の最前線で活躍する傍ら、高年出産に伴うリスクの啓発にも尽力。著書に『妊活バイブル』(講談社)。

『妊活たまごクラブ』より抜粋 2018/02/27更新

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